施工例

ガラス表札【飯田市 菅沼様邸】

2010年7月8日

 大阿久工房は7日、飯田市の菅沼様宅にてガラス表札を納品・取り付けいたしました。

 今回の作品はアクセントとしてフジの花のイラストを添えました。

 菅沼様のお宅は、ベコニアやペチュニアなどさまざまなお花でいっぱい。
中でも玄関から中庭にかけて張り巡らされた藤棚は、毎年5月には素晴らしい花を咲かせます。22年前、現在のお住まいを建てたときに植えたとのこと。

「咲き終えた花を摘んでいたときに、スタッフさんに声をかけられたのが最初です」
 と奥様。花の話題で盛り上がり、ガラス表札にも「あら、きれいね」と興味を持ってくださり、今回のお仕事をいただきました。

 藤棚には去年からハトが巣を作り、家人の皆さんにえさをねだるほど懐いていたとか。つい一週間ほど前に雛が巣立ったそうです。

 フジのイラストは写真から下書きを起こし、葉は緑から黄色のグラデーションをかけることで落ち着いた雰囲気に仕上げています。
 文字は苗字だけでなく、ご家族のお名前も入りました。

 実は取り付け作業中に意外な難題が。
 玄関は磁器タイルのため、なかなかドリルの歯が立ちません。さらにはドリルの振動で周囲のタイルが落下してしまう事態に。
 そこで、取り付け部分のタイルを剥がして表札を直接の壁面に取り付けることに。周囲は表札の形に合わせてタイルを割って張りなおしたので、外観はバッチリです。強力な速乾性接着剤を使用したので、強度は取り付け前にも劣りません。

 作業終了後は丁寧に清掃。来年の春には、表札と本物の藤との競演が見られそうです。


ご主人のお話

「(タイルが落ちて)一時はどうなるかと思ったけれど、無事に付いて安心しました。和風にも洋風にも合うデザインで、とても結構ですね」

奥様のお話

「イラストの色もいいし、玄関がとても良くなりました。これを見た人たち、みんなびっくりすると思います。孫が生まれたら、開いたスペースに新しい名前が加わるのが楽しみですね」