施工例

耐震リフォーム【長野県松本市 林様邸】レポート01 解体、大工造作

2012年1月17日
 2011年8月に最大震度5強の地震に襲われた長野県松本市。とくに被害の大きかった地区にお住まいの林様から、耐震リフォームのご相談をいただきました。
 林様邸は今回の地震で外壁のあちこちにクラックが入ったり、内壁が浮いたりするなどの被害が発生。築およそ30年の建て増し部分二部屋を中心に、リフォームをさせていただくことになりました。

(2011.11.05~)

 

リフォームする建増部分

解体前後

客間

解体直前 解体
 今回の耐震リフォームは、既存の壁の上から耐震ボードを打ちつけて補強する方式。よって壁の撤去は行いません。
 リフォームする部屋はいずれも和室だったものを洋室に模様替えします。
この後荒床も撤去します 荒床撤去

寝室

解体直前 解体
壁と柱に隙間が 天井も撤去 荒床撤去
 床は鋼製束を増設して大引を支え、根太と断熱材を組むことになります。

廊下

廊下 廊下 資材搬入
 廊下の天井は既存のまま、壁を補強します。

床組み

洋間 寝室 床下(寝室)
 玉石基礎の上に鋼製束を設置。断熱材の敷設によって冬でも暖かく快適な室内になります。

廊下との仕切り壁 ボード打ちつけ 廊下側から
 既存の壁のうえに新たにパネルを重ねて耐震強度を向上させます。砂摺りの壁はクロスに、床の間や押入れはテレビラックやクローゼットに生まれ変わります。
クローゼット造作 既存壁が覆われました

基礎補強

施工前 壁から基礎にかけて亀裂が入っています
 地震の被害を受けた基礎部分も補強工事を行います。
 既存の基礎の外側に新たに鉄筋入りのコンクリート基礎を増設します。
基礎補強工事が始まりました

 11月上旬から12月上旬までの約1ヶ月にわたった工事の様子を数回に分けてご紹介します。

関連記事 【松本市】林様邸レポート 1