施工例

シロアリ防除・防湿工事【飯島町 塩澤様邸】レポート11

2011年7月26日
 床下点検(第4回レポート)でシロアリ、腐食菌、キクイムシの被害が判明した塩澤様邸。被害を食い止めるための床下防湿&シロアリ防除工事をさせていただきました。

床下換気扇設置

和室押入れ下(西側) 脱衣場下(北側) 玄関脇(北側)
 床下の湿気がたまりやすいのは、水回り、玄関、押入れの下などです。
 そのため、今回はこの3ヶ所に換気扇を設置しました。基礎に設けられた既存の換気窓を利用しています。
 ファンの設置場所は、床下全体の空気の流れも考慮することが必要。
 日当たりのよい南側の空気を、日陰のうえに水回りが集中している北側に誘導するようファンの位置が計算されています。
操作パネル カバーを開くと
 換気扇の操作パネルでは、ファンが稼動する時間帯を設定できるようになっています。当面は10:00~16:00に設定してあります。

シロアリ防除・防腐工事

完全武装で床下へ すべての柱の根元に駆除剤を注入
床下に放置されていた木屑 防虫防腐乳液 床下全体に散布
 防虫剤と防菌防腐剤をまぜた薬剤を、床下の木部にくまなく吹き付けていきます。
 過去の掘りごたつ増設工事などの際に床下に放置されていた木屑類を取り除きます。

防湿シート設置

防湿シートをカット シートを床下へ持ち込み
 地下からの湿気を遮断するために、床下全体に防湿シートを敷きます。
床下全体に敷き詰めていきます
 基礎に接する部分を除いてシートをくまなく敷設。若干の隙間を空けることも必要とのこと。
薬剤噴霧でほこりが吹き飛び、シートも敷かれてすっかりきれいに

調湿剤設置

 使用するのは、放射性セシウムなどを除去する効果があることで一躍有名になったゼオライト(沸石)。
 内部に細かい孔が開いており、水分子を吸着したり放出したりする性質があるので調湿剤として優れています。
調湿剤を搬入 防湿シートの上に広げます
 調湿剤は湿気がこもりやすい場所に重点的に設置。和室の押入れ下、玄関回り、お風呂・脱衣場周辺です。

 以上、塩澤様邸では薬剤注入、薬剤塗布、シート、ファン、ゼオライトの計5段階で、徹底した対策を実施しました。これで一安心です。

 床下環境は、水回りの設備の具合や住まいの立地条件などで大きく変わります。
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