現場レポート

【第8回さくさく講話】「いつくしみふかき」の遠山雄さんらを講師に招き開催

2017年11月19日(日)、飯田市上郷のシェアスペース「桜咲造」で、高校生が主催するミニ講演会「さくさく講話」の第8回が開かれました。
同市を舞台にした映画「いつくしみふかき」に出演している俳優で劇団主宰の遠山雄さんと、共演者の榎本桜さんが講師を務め、高校生を対象にワークショップを行いました。

飾らないトークを繰り広げる遠山さん(左)と榎本さん

「いつくしみふかき」は大山晃一郎さんの監督・脚本、渡辺いっけいさんの主演で、父と子の葛藤をテーマにした物語作品。飯田市に本籍がある遠山さんのほか、地元出身者が多数出演しています。2017年9~10月に飯田市内でオールロケを行い、2018年に長野県内外で上映される予定です。
榎本さんは千葉県の出身で、遠山さんの主宰する「劇団チキンハート」に出演しているほか、映画「宝物の抱きかた」の監督・主演も務めました。

「仕事がない日は飯田に戻って暮らしたい」と遠山さん

講話では、遠山さんと榎本さんが日本の演劇界の“リアル”をフリートーク形式で紹介。遠山さんは「この業界は5年続ければメシが食えるようになる。ぼくもやっと2年ほど前から役者と劇団で食べていけるようになったので、今後は映画にたくさん出演したい。『いつくしみふかき』は、自分を売り込むための投資でもある」と話しました。

「好きなことだけして生きていきたい。だから頑張ってお金を貯めて自分の店を持った」と榎本さん

店舗経営もしているという榎本さんは、高校生たちがこれから経験する就職について「雇う側は、その人間を買う価値があるかどうかを見る。同じ中身ならパッケージや値段で判断する」と指摘し、スキルアップなど付加価値をつけることの重要性を伝えました。

会場では高校生ら15人が聴講。講師2人は一人ひとりから将来の進路を聞き、人生の先輩としてコメント。遠山さんは「漠然と語る『夢』は甘えになりがち。具体的な『目標』を持ち、それを実現するにはいつまでに何をすべきかを考えたほうがいい」とアドバイスしていました。

映画「いつくしみふかき」の公式サイトはこちら→http://www.itukusimifukaki.com/

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