現場レポート

【飯田市I様邸】03じゅらく壁貼り替え

住まいの北側の湿気が強く、玄関や和室の壁に黒カビが発生して困っていたI様。廊下床の貼り重ねに続き、じゅらく壁の貼り替えが行われました。

伝統的な日本家屋の塗り壁として趣深いじゅらく壁ですが、湿気の強い環境ではカビが発生しやすいのが欠点。また、スイッチ周りや出入り口付近など、人の手が触れやすいところはどうしても剥げが目立つようになってしまいます。

そこで今回は、じゅらく壁にそっくりの質感を持つ抗菌仕様のクロスに貼り替えます。

1606imaiida_IMG_1887

斑点状にびっしりと浮いた黒カビ

160624imaiida_IMG_0068

剥げが目立つ扉周り

 

家具移動

160627imaiida_IMG_0102a

タンスなどの家具を部屋の中央に寄せます

養生

160629imaiida_IMG_0107

床やふすま、扉などを養生シートで覆います

160627imaiida_IMG_0115

壁土を剥離

160627imaiida_IMG_0118

霧吹きでのり成分を湿らせ、壁土を剥がします

剥がした土は粘度が高いので、職人さんは作業靴の履き替えと現場の掃除には気を使います。

160627imaiida_IMG_0120

じゅらく土がすべて剥がれた壁

下地づくり

160627imaiida_IMG_0125

クロスの接着をよくするために、パテを均等に塗って壁をならします

クロス貼り

160628imaiida_IMG_0165

一日おいて下地が乾いてから、クロスを貼っていきます

完了(和室)

160701imaiida_IMG_0265a

 

160701imaiida_IMG_0266

 

落ち着いた雰囲気で、ぱっと見では、ほとんどこれまでとの違いが分からない仕上がりです。

床下空調工事との相乗効果で、これでカビの悩みから解放されることでしょう。


関連レポート

飯田市I様邸 01(施工前) 02 03